水土里ネットさが土地では夏休みに佐賀平野の農業用水の流れと歴史を知ってもらおうと、
小学生と保護者を対象に “佐賀平野「水と歴史」の探検隊” を開催しています。
このイベントは、「さが農村のよさ発掘・醸成事業」 及び 「21世紀土地改良区創造運動」の
一環として、土地改良区の管理施設や農業・農村の持つ役割などを色々な人に知ってもらう
為に行っており、今年で13回目の開催になりました。
当日は時折雨が降る中での開催となりました。そのため、北山ダムの施設見学の一部中止
が心配されましたが、天候の回復により予定通りに探検することが出来ました。子供達も楽し
そうに探検していました。
また、国・県・市など関係機関の皆さんの協力のおかげで何事もなく無事行程通りに終える
事が出来ました。
これからも関係機関と一緒に、佐賀平野の「水(農業用水)」に関心を持っていただけるよう
な活動をしていきたいと思います。
開催日時 : 平成27年8月20日(木)
参加者人数 : 39名
佐賀水ものがたり館の職員の方に、模型を使って
石井樋の仕組みや歴史、成富兵庫茂安公の偉業
について説明して頂きました。実際に現地で"象の鼻”や"天狗の鼻"などの
施設も見学しました。
川上頭首工では、各施設の役割や佐賀平野約1万ヘクタールの農地に農業用水を配水する
仕組みを学んでもらい、ゲートの模擬操作を体験してもらいました。
また、資料室では川上頭首工が出来る前からの歴史についても学んでもらいました。
概要説明
資料室
操作室
ゲートの模擬操作
九州農政局 北部九州土地改良調査管理事務所が主体となり、魚道の役割や川上頭首
工の周りにはどんな魚が生息しているか学んでもらう為に、実際に魚道へ網を仕掛け種類別
に水槽へ移し、魚の名前を勉強しました。
ハヤ、オイカワなどの魚の他にサワガニ、エビなど多種多様な生き物の生息が確認できました。
昼食は今年もカレーを食べてもらいました。「地産地消」ということで、すべて佐賀県産の材料
の野菜を使ったカレーで、子供も大人もおかわりをするほど大好評でした。
昼食後は、今回これまでの探検で学んだことを中心にした○×クイズ大会を行いました。
みんな一問一問真剣に考えていました。
九州農政局 北部九州土地改良調査
管理事務所 嘉瀬川上流支所より
北山ダムの概要・今後のダム改修工事など
について説明がありました。
ダム周辺の遊歩道をゴミ拾いをしながら散策しました。
観測室では、ダムの概要や雨量・水位
など観測施設について学んでもらい
ました。
また取水塔では施設・操作説明の後、
ゲートの模擬操作を体験してもらい
ました。
管理事務所の観測室
取水塔内
監査廊では、高さ約20mある階段を安全ベルトを着けて監査廊入口まで降り、
そこからダム内部へは174段ある階段でさらに約30mほど降り、ダム内部の一
番深い所まで行き「監査廊」の探検をしました。
ここでは監査廊の役割や、普段職員が行って
いる、ダムの地下岩盤から出る「湧水」の量や
水圧などを測り、ダム本体の点検を学んでもら
いました。
また監査廊の中は夏でも9℃くらいで外との
温度差にびっくりしていました。
帰りは階段を登って戻るのが大変みたいでした。
北山ダムの巡視船「北山丸」に乗り込んで危険箇所の確認や船上からみるダムの風景を楽しん
でもらいました。
最後に北山ダムを背景に参加者と関係機関のスタッフと記念撮影をしました。
まだまだ写真を掲載しています ⇒![]()